電源関係のアクセサリーということで、商品の特性やStayHome期間であることを考えて、今回はスピーカーではなくヘッドホン環境にてテスト。
機材の接続(データの流れ)
PC(SurfacePro2017)→USBケーブル( ZONOTONE 6N・USB-GRANDIO 2.0-1.2)→USB-DAC兼ヘッドホンアンプ(CEC DA53)→ヘッドホン(SONY MDR-SA3000)
電源の接続(電力の流れ)
壁コンセント→自作電源ケーブル(Oyaide P/C-029 + SAEC AC-7000)→クリーン電源(光城精工DA-7020i)→自作電源ケーブル(Oyaide P/C-029 + SAEC AC-7000)→USB-DAC兼ヘッドホンアンプ(CEC DA53)
壁コンセントはダブルタイプで2個同時接続しなければならなかったため、設置できなかった。
今回は上流側から、
①DA-7020iのIECインレット側
参考までに、試聴は以下の曲を中心に行いました。(アーティスト - アルバム - 曲名)
Simon Phillips - Protocol - Protocol
Earth, Wind & Fire - All ‘n All - Jupiter
Chris Shoko Percussion Duo - Dynamik - MILESTONES
Gleb Kolyadin - Gleb Kolyadin - The Room
Finisterre - In Limine - XXV
The Alan Parsons Project - Stereotomy - Stereotomy
The Enid - Invicta - Villain Of Science
①DA-7020iのIECインレット側、②DA-7020iのコンセント出力側、③DA53のIECインレット側いずれもNCFブースターが無い場合に比べて共通する変化。
・SN比が上がり、より遠くからサウンドステージが構成される
・音源のテープのヒスノイズがよく聞こえる
・ダイナミックレンジが全体的に向上する
・ボーカル、楽器の余韻の消え方がよくわかるようになる(解像度向上)
等の変化が見られ、基本的にはデメリットは感じられませんでした。
3パターンを比較すると若干ですがこれも変化があります。
①DA-7020iのIECインレット側の場合
サウンドステージの中心が少し下がり、ボーカルを中心に音像がやや凝縮したように感じられ、バスドラム等の力感が増す。
②DA-7020iのコンセント出力側の場合
全帯域においてニュートラルな出音で、楽器や周波数にかかわらず主張度合いが同じ。
③DA53のIECインレット側
サウンドステージがやや上がり、広がりがさらに増す。シンバル等の高音楽器の繊細さがよく耳に入ってくる(悪く言えばシャリシャリ感)が、繊細さのある美しい出音になる。
この3パターンの中では汎用性の高い②が私には一番良い場所だと思います。しかしこれも使用機器によって(それぞれの弱点によって)変わってくるなと感じました。