週末二日間で試用した結果、電源回りの安定化に非常に有用な製品でした。
昨年末からオーディオ熱に火がついてシステムを一新しています。
①スピーカー、②HDプレーヤー③アンプ④ラインケーブル⑤スピーカーケーブル、と順に電源タップから先はすべて一新したのですが、思ったような音が出ません。
次に、⑥電源タップ、⑦電源ケーブル、⑧壁コンセントを変えたところやっと、リボンツイーターが元気よく鳴り出しスピーカーが本来のポテンシャルを発揮しはじめました。
さらに、コンセントベースを購入しコンセントをしっかり固定したところ、楽器の位置が明確にわかるようになりました。電源回りはスピーカーケーブルに比べたら安価な投資でしたが、「これほど音が変わるとは!」とあらためてその重要性を認識した状況です。
拙宅は、古いマンションでリスニングルームは幹線道路、私鉄に面しており、二重サッシで防音はしていますが、窓脇のコンセントから幹線道路からの振動が伝わって電源に悪い影響を与えているのではないかとにらんでいました。一万数千円のコンセントベースで音が激変したのは、その振動を抑えたからだと思います。
NCF Booster Signalに関心を持った理由は、第一にコンセントベースと同様に壁からの振動を抑制できるのではないかという期待、もう一つは、より重量のある電源ケーブル、電源プラグにアップグレードをするまえに先の経験から接続部を安定化させることが先決と考えたからです。
実際に設置したところ、設置する前はFPX(cu)に接続したPANASONIC WF5018が数度下に垂れていたのですが、水平にしっかりと固定することができました。設置後の音は以前に比べさらに透明度が増し、楽器の位置もより明瞭になりました。次に電源ケーブルを変えたらどんな変化が出るのか楽しみな状況です。
他にラインケーブルにも設置してみましたが、こちらはXLR接続でしっかりと固定されているせいか、音質の変化は感じられませんでした。ただ、このように狭い空間でも機動的な設置ができることが確認できたことは有用でした。
NCF Booster Signalは、その作りも精巧で期待を十分に満たす内容でした。貴社製品に共通する一途なモノづくりの姿勢が感じられます。